「秀隆と!」
「その彼女の!」
「レミニセンス講座!」
「いえぃっ!」
「いや、ちょっと待て。誰が彼女だ……。元教え子、だろ?」
「ちぇっ。ノリで誤魔化せば行けると思ったのに」
「お前も、いい加減そんな冗談繰り返してるとオレも本気になるぞ?」
「ほ、ほんとに……?」
「……こほん。冗談だ」
「もーっ……」
「…………」
「…………」
「何二人で見つめ合っちゃってんだよ!」
「み、見つめあってないって」
「ラブラブ光線感じちゃったっ☆」
「意見が食い違ってるようだけど?」
「気のせいだ……」
「あれ、つか何でレミニセンス講座? もう最終回は迎えたはずだよな?」
「そういえば確かに……なんでだ?」
「なんでだろうね?」
「二人とも分からないのか……一体どういうことなんだろうなぁ」
「先生だいぶ髪の毛伸びたんじゃない?」
「え、そうか? ……そうかも。最近忙しかったからな」
「今度あたしが切ってあげよっか?」
「なんだよ、おまえに切れるのか?」
「最近さ、ちょっと練習してるんだよね~」
「練習って……」
「ほら、あたしも就職とか考えていかなきゃいけないじゃない? 美容師になるってのも、ひとつの選択かなって思ってさ」
「へえ。じゃあ、今度切ってもらおうかな。イケメンにしてくれよ?」
「あははっ。先生は元から格好いいから、大丈夫大丈夫」
「なんだろう、この不快な会話……俺、心が寒いよ」
「よし。とりあえずこの3人で講座再開の謎を探りに行くか」
「これで、もしオチなしだったら?」
「……悲惨だね」
「よし、謎を探りに行くのは中止だ」
「中止にするんだ!?」
「果たして講座は続くのか、続かないのか、運命や如何に!?」