「それでは早速、本作の主人公である島津秀隆について語ってもらいましょう!
秋ちゃんなら秀隆を全部知り尽くしてるだろうし、ドドッとよろしくね!」
「……兄です」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「え……それだけ?」
「終わりです」
「もうちょっと、ほら、こう、あるじゃん!? 主人公の扱いにしては可哀想じゃん!」
「では、秋様に代わりまして、私がお答えさせていただきます」
「おお! 島津家のことなら何でも知っているアンドロイドのアクセラちゃん!」
「秀隆様は巨乳好きです」
「俺と一緒なんだよな! うんうん、それでそれで?」
「トウモロコシが好きです。子供時代からそればっかり食べてるようです」
「ふんふん。なるほどねぇ。それでそれで?」
「……終わりです」
「えっ?」
「他に何か?」
「いや、もっとこうさあ、喧嘩がめちゃくちゃ強い!とか、過去に人を殺した!とかさぁ、ないわけ?」
「ないです」
「そ、そう……。なんか、秀隆ってパッとしないんだな……」
「ただ……」
「ただ?」
「私は存じ上げませんが、昔の秀隆様は相当凄かったらしいです」
「どうせ大したことじゃないんだろ……?」
「文武両道、成績は常にトップ、人望に厚い、自他共に認める天才だったようです」
「……今からは想像できないなぁ、それ」
「私もそんな秀隆様は1度も見たことがありません」
「秋ちゃんなら知ってるよね? 昔の秀隆のこと」
「答えたくありません」
「……えー……以上、第一回レミニセンス講座でした!」
「無理やり〆ましたね」